健康・安全について
選び抜いた材料と衛生的な環境
食品業界においても度々公害が問題となっています。私ども横浜文明堂では絶えずあらゆる面にきめ細かな神経を配り、安全と健康には十二分に配慮しています。
また、伝統の味を大切にしながら新しいものにもチャレンジしています。いかに美味しく、一定した品質の高い製品をお届けするか…手づくりの心を大切にするとともにオートメーション設備による合理的な生産方法も推進しています。味と品質を高水準に保ち、それ以上のものを追求するために機械の技術的レベルを見極めながら「熟練の職人が手づくりする工程」、「合理的に機械化する工程」のふたつを味覚、そして安心安全を優先した判断基準で合理化しています。
もちろんその機械を扱うのも熟練の職人です。手づくりで安全な良い製品をつくることのできるプロが、その永年の豊富な経験をもとに状態を見極めながら機械を動かし、初めて最高の製品が生まれるのです。
クリーンルームを完備
こちらが横浜文明堂のカステラが生み出される作業室「クリーンルーム」内です。この室内に入る作業員は、ほぼ裸の状態になり何度もエアシャワーを通った後で清潔な作業服に着替えます。爪ブラシなどを使って手を丁寧に洗い、さらにアルコール消毒をしてやっと入室可能となります。
カステラができるまで
やっぱり新鮮な原材料、それが美味しいカステラの命
カステラの基本的な原材料は卵と小麦粉、砂糖、それに米からつくられる自然な甘さを持つ米飴の4種類。この原材料をどのくらいの配分で混ぜるかで味が全然違ってきます。この配分のことを割(わり)といいます。割は永年の伝統の中で培われてきた秘伝です。
時間のかかる共立法でしっかりと混ぜ合わせます
原材料を混ぜ合わせて種をつくります。卵の泡立てには、共立法と別立法の2種類があります。共立法は卵を一度に混ぜ合わせる方法、別立法は白身と黄身を別々に攪拌してから混ぜ合わせる方法。カステラにとってはどちらが良いのかを研究した結果、横浜文明堂では混ぜ合わせるのに時間がかかる「共立法」を採用しています。
たっぷり入れるザラメ糖がしっとりしたカステラの秘密
混ぜ合わせた種にたっぷりのザラメ糖を入れてカステラの釜に流し込みます。カステラの底にザラメ糖が残るのはこのような工程があるからです。この工程にも職人の技が必要…ザラメ糖を均等に混ぜ合わせるのは熟練の技です。そしてこのザラメ糖は焼き上がった後ゆっくり融け出し、カステラをしっとりと焼き上がらせます。
口当たりをきめ細やかに…職人技が発揮される工程
熱を加えながらあぶくだらけの種をきめ細やかな種に変化させていきます。ここが職人技のいちばん出るところ …カステラの口当たりがこの工程で決まります。横浜文明堂のカステラは感動のきめ細かさ…職人が自信をもってお届けする最高のカステラが焼き上がります。
じっくり焼き上げ、一瞬の判断で釜から出します
カステラ焼き上がりの瞬間は、まさに指先の感覚で決まります。焼き上がったカステラの表面をさわり、しっかりと良い張りがあれば最高のカステラの出来上がり。少し柔らかいかなと感じていながら無理に釜から出したりしたら、カステラはあっという間に萎んでゆきます。
一番おいしい状態で皆様のお口元まで
ツヤ紙によってカステラ表面の光沢がより一層鮮やかになります。一釜のカステラをカットし切り口で焼き具合を調べ、厳しい検品に合格したものだけが店舗へ届けられ、さらに皆様のお口元へと届けられます。